異言、グロソラリア、ゼノグロッシー。
異言(いげん)とは、
グロソラリア、
(英: glossolalia
< 希: γλωσσολαλιά = γλῶσσα
(glõssa 「舌、言語」)
+ λαλιά(laliá 「声;言語、言葉、
発話、説明、意見」)
=「舌から発せられる声」)あるいは
ゼノグロッシア/ゼノグロッシー
(英: xenoglossia/xenoglossy
< ギリシア語で「異国の言語
(聞き慣れない言葉)を話すこと」)
の訳語である。
いずれも、学んだことのない
外国語もしくは意味不明の複雑な言語を
操ることができる超自然的な言語知識、
およびその現象を指す。
英語では、 glossolalia
「グロソラリア」 は主に
宗教の分野で使われており、
xenoglossia/xenoglossy
「ゼノグロッシー」は主に
超心理学の分野で使われる。
日本では、後者にあたる
超心理学に関する文脈で
区別の為に後者の異言を、
「真性異言」と訳す場合もある。
単に「異言」とだけ言う場合、
前者の宗教的な意味で用いられる
狭義の異言について主に取り扱われる。
「超心理学的な異言」については 、
「真性異言」として別格に扱われる。
超心理学分野で取り扱う「異言」
(真性異言、xenoglossy)は、
大きく二つに分けられている。
母語話者と直接意思疎通のできない
朗唱型異言 (recitative xenoglossy)
と、意思疎通の可能なごく少数の
応答型異言 (responsive xenoglossy)
という 2つに大別されているが、
研究対象として より重視されるのは
応答型の異言とされている。
科学的かつ公正な 研究方法は
どちらも確立されていない。
真性異言の存在を証明する
決定的なケースは、未だに
見つかっていないとされる。
「真性異言」ということになると、
「学んだことのない外国語 もしくは
意味不明の複雑な言語を操ることが
できる超自然的な言語知識、および
その現象を指す、超心理学の用語」
という解説がなされており、広義の
意味では「異言」に間違いない。が、
宗教的文脈で用いられる狭義の「異言」
(グロソラリア、英: glossolalia)とは
はっきりと 明確に区別されている。
超心理学の分野では、
真性異言を朗唱型異言
(recitative xenoglossy)と
応答型異言
(responsive xenoglossy)の
2つに大別する。
朗唱型異言とは、
「知らないはずの言語を話したり
書いたりすることはできるが、
それを使って母語話者と
コミュニケーションすることは
できないという場合」である。
真性異言として報告されている
多くの事例はこちらに属する。
詳しく調べてみると、
無意識のうちに記憶していた
ものが何かの拍子に出てきた
だけという場合が多い。
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